就農して初めての夏を振り返る

栽培

9月に入って気温も下がり涼しくなり、日が沈むのも早くなりました。長かった夏もようやく終わったな、と実感しています。就農して初めての経験した夏は暑く・忙しく、体力を使った、という感想です。反省点もたくさんあったので、来年以降のためにも、振り返ってまとめておこうと思います。

労働時間が長かった

実際の労働時間をグラフにしてみました。
2017年1月から9月までの月ごとの労働時間の合計(=畑での作業時間)です。

7月・8月はともに250時間近くになっています。
6月以前より労働時間が増えています。夏は19時過ぎまで外が明るいので畑での作業時間は増えていました。

昼食後に昼寝をするなど工夫はしましたが、暑さと作業時間が長さにより体力は使いました。もうちょっと早朝から働ければよかったかもしれません。

雑草の成長が想像を超えた

作業時間が長くなった理由の一つとして思うことに、雑草の成長が想像以上でした。夏の雑草をなめてました。

写真はナスの畑・・・のはずです。


ナスを植えたはずですが、雑草しか見えません、気が付いたらこの状態です。マルチや除草剤をうまく使えないとこうなってしまうんですね。

8月の除草作業の時間を集計したら8時間でした。8月の作業時間の約3%、それでも全然追いつきませんでした。途中から畝間に防草シートを引いたりしましたが遅かったですね。

来年は、畝立て直後に畝間に防草シートを使うなどすれば除草に掛かる時間は減らせるかもしれません。

直売所で出荷した野菜が売れ残る

野菜によっては直売所でダブつき、価格の下落と売れ残りが発生することが分かりました。今シーズン合計では、ナスは126袋、キュウリは76袋売れ残りました。売れ残った野菜は近所の人に配るか捨てるかするしかなかったです。時間をかけて収穫・袋づめしても売れ残る・・・なかなか精神的に堪えます。

また、価格も出荷当初はナスは3本150円でしたが、最盛期は4本100円になっていました、それでも売れ残ります。キュウリも出荷当初は3本100円でしたが、最盛期は6本100円でも売れ残りました。作付計画と出荷先を考えないといけないですね。

野菜の病気も発生

さらに一つ反省を付け加えるとトマトとピーマンが7月中には病気で枯れてしまいました。
原因は排水不良による病気と思われます。梅雨が明けて気温が上昇すると次々に枯れていきました。
期待していたほど収穫できずに栽培が終了しました。元々水田であるところを畑にしているので水持ちが非常によく、つまり排水が悪いので乾燥を好むトマトやピーマンの栽培には向かなかったのだと思います。

来年は畑を変えるか接ぎ木を利用するなど、何かしら栽培の工夫をする必要がありそうです。

夏らしい思い出に残る出来事も

大学時代の先輩が畑を見に来てくれたり、友人が休みを利用して東京から遊びに来てくれ一緒に作業をし、縁側でトウモロコシやスイカを食べるなど思い出に残る出来事もありました。

農業を始めて初めての夏ですが、何事もやってみないと分からないことが多かったです。
こうやって失敗と成功を繰り返しながら経営を改善していきたいです。

コメント

  1. 豊田年男 より:

    失敗しながらの経験、必ず翌年の糧となるでしょう。
    3年すれば手抜き?の要領も分かり、スムーズに仕事の段取りも出来ると思いますよ。

  2. 長尾政則 より:

    豊田年男様
    コメントありがとうございます!
    手抜きの要領、早く分かりたいです。
    失敗も糧になるとの経験者の方からのアドバイス、大変心強いです。

  3. なごみちゃん より:

    250時間は、凄いですよ!!
    私も、圃場での作業時間記録していますが
    200時間程です。
    一年目より二年目の方が作業スピード上がりますし
    目に見えなかった部分が見えてきます。
    頑張ってください!!

  4. 長尾政則 より:

    なごみちゃんさん
    コメントありがとうございます、励みになります。
    きっと無駄な動きが多すぎるのだと思います。
    農作業も大切ですが、
    時間を捻出して販売などに力を入れたいと思います。

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