いつの間にか預金口座が増えて管理に困ることがないでしょうか。お付き合いする金融機関を選び、順調な営農を目指すため預金口座を整理しました。同じような境遇の方の参考になれば幸いです。
預金口座が増えるデメリット
ちょっと銀行の預金口座が多いかなというのが気になっていました。すべての口座を頻繁に使うのであればよいですが、利用頻度が高くない口座がいくつかありました。
口座が増えるデメリットとしては、
・web口座のパスワード管理等が面倒
・キャッシュカードで財布が膨らむ
・預金通帳の管理
・引っ越しなどの際の住所変更
私は、会社を退職後、農業を始めて5年たちました。会社員時代にメインに使っていた銀行口座があるのですが、就農してからほとんど使っていないことが気になっていました。使わなくなったのは、メガバンクで、東京ではたくさん支店やATMがあるのですが、京都ではそれらは少ないです。生活環境の変化により使わなくなった預金口座を解約し、保有口座を整理整頓することは日々のちょっとしたストレスを解消することに役立つのではないでしょうか。
三菱UFJ銀行の預金口座解約
ちなみに、私は三菱UFJ銀行の普通預金口座があったのですが、就農後ほとんど利用することはなくなりました。また、今後、一農家がメガバンクから借り入れができるとも到底思えません。そこで、預金口座の整理も兼ねて口座を解約することにしました。
預金口座の解約は窓口に行って手続きしないと思い込んでいました。支店は四条烏丸にあるので、日中なかなかいくことができません。しかし、よくよく調べてみると、オンラインで解約できることがわかりました。口座残高を0円にする必要はありますが、スマホのアプリを利用するだけで、店舗に行く必要はなく口座の解約を完了することができました。農作業で平日の日中に外出が難しい私にとって助かりました。
農家と営農資金の取引を行う金融機関
個人事業主として農業を始めてみて、本当に必要な預金口座を絞ると今のところ必要な口座は
・農協
・ネットバンク
があれば十分かと思います。その他の預金口座は今後整理していきたいと思っています。
また、株式会社でもない農家が、営農の資金を借り入れるとしたら農協、政府系金融機関、信用金庫あたりが有力かという感触です。メガバンクや地銀は個人の小規模農家は取引の対象にならなさそうな感じがします。実際、信用金庫の方は私の農場を訪問してくれ、お話しさせていただいたこともあります。以前、2018年に私の営農する地域が台風で大きな被害を受けたときは、農協、日本政策金融公庫、信用金庫にお世話になった農家は多かったです。
なお、農協、日本政策金融公庫、信用金庫は、それぞれ農業協同組合法、株式会社日本政策金融公庫法、信用金庫法を根拠とする組織で、いずれも公共性の高い金融機関です。そういった理由もあり、農家ともお付き合いできる金融機関なのだと思います。
農家も営農資金や資金繰りには金融機関にお世話になる機会は多くあります。そこで計画的にお付き合いをする金融機関を平時より見定めることは、安定した営農を行う上で非常に大切なことです。
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