農業経営には情報収集が大切。情報収集の有効な手段である農業系新聞を比較してみました。

農業経営には情報収集が大切。 情報収集の有効な手段である 農業系新聞を比較してみました。 読書

農業という職業は、農政という言葉もある通り、政策とは切っても切り離せません。農業経営を成り立たせるためには、経営を左右する政策の理解は重要です。そこで、農業の政策動向についての情報収集・理解を深めるために農業系新聞が有効な手段と考えます。私が購読している農業系新聞についてまとめましたので、農業系新聞を購読することを検討している方の参考になれば幸いです。

農業経営に政策の理解は重要

農業という職業は、政策と切っても切り離せません。直接的に助成金や補助金という形で支払いを受けることもありますし、間接的に税制、圃場整備及び多面的機能支払交付金等の名目で政府支出を受けている場合もあります。それらの支援については、詳しく知らなくても恩恵を受けることができる場合もありますが、多くの場合は、即時的かつ制度の詳細を知っている方が恩恵を受けることができるものです。助成金や補助金は申請期限があったり、要件を詳しく理解しておかないと支援を受けることができない場合もあります。
具体例を挙げると、今後の制度変更について、例えば、”インボイス制度”や”水田活用の直接支払交付金の水張要件の追加”は想定される事態に対して今から準備や計画をしておくと、導入されたときに慌てなくて済みますので、今から制度の理解を進めておくことが大切です。

情報を得る手段としての新聞

さて、そのような大切な政策などの情報を得る手段として何があるでしょうか

初めに思い浮かべるのは、農協や役所の職員さんあるいは農家仲間から人づてに情報を得る方法があります。個人的な実感ですが、(農協の統合が進んで)農協の職員さんとの接触は減っており、また農家数も減っており、農家仲間も減少あるいは、高齢化が進んでいます。一昔前に比べると、情報も入りにくくなっていると感じています。
また、その他手段として、テレビではそのような農業に関する情報は限られていますし、インターネットで調べることも可能でしょうが、知りたい情報が上手く体系的に探せるか疑問です。

そのような時に役立つ情報取得ツールとして、農業の専門の新聞があります。私自身は、農業経営において、情報収集は重要であると捉え、農業の専門新聞を3誌購読している状態です。(これ以外に日本経済新聞も購読しています)

そこで、私が購読している農業の専門新聞

  • 日本農業新聞
  • 農業共済新聞
  • 全国農業新聞

について、それぞれの特徴とおすすめの読み方をまとめてみます。

まず、各紙の特徴をまとめると以下の通りです。

新聞発行発行者発行部数価格(税込)申し込み窓口
日本農業新聞日刊株式会社日本農業新聞約29万2千部(2022年)2,623円/月農協で受け付け
(電子版(有料)あり)
農業共済新聞週刊(毎週水曜)公益社団法人全国農業共済協会約18万部5,520/年NOSAIで受け付け
全国農業新聞週刊(毎週金曜)一般社団法人全国農業会議所非公表700円/月農業委員会で受け付け
(電子版あり)
参考:ウィキペディア


日本農業新聞は、日刊紙であり、情報量が多く、農業に関して幅広くバランスよく情報が掲載さてています。特に、市況は非常に詳しく掲載されており、市場出荷をされている農家の方には役立つと思います。農協系の新聞社であるため、社説は農協目線から見た論説が多いです。

農業共済新聞は、農業共済の職員や共済部長(農家と農業共済組合を結ぶ役割を担い、共済加入の取りまとめや通知、広報誌の配布などが主な仕事)向けの記事が多いです。週刊ですので、政策に関しては特に重要と思われるものに絞って、バランスよく掲載しています。農業共済組合が運営にかかわっている収入保険や農業共済事業についての記事が多いです。

全国農業新聞は、農業委員向けの記事が多いです。最近であれば、農業経営基盤促進法に基づく地域計画(人・農地プラン)に関する記事が目につきます。地域のまとめ役やリーダーなどが読むと参考になる記事が多いです。

おすすめの購読方法

3誌をすべて読むことは、情報量は一番たくさん入手できますが、農家は忙しいので(特に農繁期)、読む余裕がないかもしれません。
そこで、読む新聞を絞るとすれば、日本農業新聞のみを購読するのが情報の偏りもなく良いと思います。
ただし、毎日、新聞を読むのは時間的に厳しいという方は、農業共済新聞の1誌でもまとまった情報は入手できます。
さらに地域のリーダー的役割を担っている方は、全国農業新聞をプラスで読むというのが良いかと個人的には思っています。

また、個人の感想になりますが、オンラインで新聞を読むことは好みません。というのも、オンラインで新聞を読むためには、能動的にオンラインで新聞を読むという行為を起こす必要があり、それが億劫に感じるからです。紙の新聞を配達してもらうということは、受動的に物理的な紙の新聞が目の前に届きますし、新聞を読むハードルが一つ下がりますので、継続して購読できます。また、農家は新聞紙を使う機会も多いと思いますので(私は、サツマイモの保存に新聞紙をたくさん使います)、それも紙で購読する理由の一つです。

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