健康保険を「任意継続」から「国民健康保険」に変更手続きをしました

政策・制度

会社員を辞め、就農した時点で、健康保険については、「会社の健康保険組合の任意継続」にするか「国民健康保険に加入する」か選択できました。
その時の考え方は、以前の記事
会社員を退職し就農した場合、健康保険はどうなるのか。選択肢を検討。
に書きました。私は経済的に合理的だと思われる選択をして「会社の健康保険組合の任意継続」を選んでいました。この度、任意継続から国民健康保険に切り替えたほうが良いタイミングになりましたので、手続きをしました。同じように任意継続の満期2年を待たずに、国民健康保険に切り替える方の参考になればと思い、具体的な手続きをまとめておきます。

国民健康保険に加入するまでの手続き

任意継続は基本的には2年間なのですが、条件によっては2年しないうちに国民健康保険に加入したほうが経済的に良い場合があります。
今回、4月から任意継続から国民憲子保険に切り替えの手続きをしましたので、その手続きなどを書いておこうと思います。

私の前提を記載しておきます。

  • 任意継続は会社退職の翌月の平成28年11月から。
  • 個人事業主として農業を始めたのが平成29年1月から。

まず、平成30年2月に2017年分の確定申告(過去記事:就農して初めての確定申告。青色申告で何とか出来ました。)をします。その際に、確定申告の書類を2部作ると、控えが手元に残ります。確定申告の提出を終えてその控えを持って市役所の国民健康保険の窓口に出向きます。そこで職員の方に、平成30年4月からの国民健康保険の納付額を試算してもらいます。健康保険の納付額は毎年4月から前年の所得を元に計算されますので、確定申告書類が必要になるわけです。私の場合、窓口でお願いすると、すぐに計算してくれました。そして平成30年4月からの保険料が低くなることが確認できました。
(つまり、農業を始めてからの収入が会社員時代より圧倒的に少ないということですが・・・)

次に任意継続している健康保険組合に平成30年4月から脱退したい旨を連絡します。健康保険組合が「任意継続の資格喪失証明書」を送付してくれるので、その証明書を持って再度市役所の窓口で手続きをすれば国民健康保険に加入できるとのことでした。「任意保険の脱退日」と「国民健康保険の加入日」に連続性があるように手続きしてくれます。

実際に、4月中旬に退職した会社の健康保険組合から「任意継続の資格喪失証明書」が送られてきました。その書類等をもって市役所で国民健康保険の加入手続きをしていただきました。ちなみに、国民健康保険の支払いは平成30年6月に通知が来てからの支払になるようで、12カ月分を10回に分けて支払う仕組みであるとのことでした。

健康保険については、任意継続から国民健康保険への切り替え手続きは少し面倒ではありますが、少しの手間でそれなりの金額の節約になりますので、同じ境遇の方は検討されてはいかがでしょうか。

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