「農家の休日」を会社員時代の休日と比べてみました

農業

会社員を退職後に2016年11月から農業を始めて5か月ほど経ちました。そろそろ生活のリズムというかパターンが出来てきつつあります。そこで農家の休日について書いてみます。よく「農家は休みがない」と聞きますが、実際はどうでしょうか。農家の休日がどうなっているか、気になっている方の参考になれば幸いです。

農家の休日

まず、私自身の会社員の時の休日を振り返ってみます。農業を始めるまでは、金融機関で働いていました。休日については恵まれており、完全に土日休みの週休二日でした。加えて祝日もお休み、有給も月に1日ぐらいは取得していたので、月に10日程度は休日があった計算になります。さらに、年に一度は5日の連休の取得が義務付けられていました。
農業を始めた今思うと、休日に関しては、めちゃくちゃ恵まれていたという感想しかありません。
会社員時代はとにかく休日が嬉しく、いつも待ち遠しかったです。

一方で、農業を始めてからは週に一日程度、つまり月に4~5日程度の全く農作業をしない休日を取るようにしています。これは、2016年に子供が出来、なるべく家に居て育児をしたほうが良さそうだと考えているからです。決して仕事がないわけではないですし、というか、やるべき農作業は山のようにあるので、うかうか休んでいる場合なのか常に葛藤があります。農業経営も全く軌道に乗っていないので常に不安を抱えながら農作業をしないようにしています。
ただし、休日には農作業はしませんが、栽培方法を調べたり、ブログを書いたりしているので全く仕事をしていないわけではないです。

農家の休日は少ない

こう書くと「やはり農業は 休日が少ないではないか」と思われるかもしれません。確かにその通りです。休みは少ないです。

周囲の専業農家を見ていていると、ほとんど毎日農作業をしている方が多いです。夜遅くまで働いている方も多々あります。

しかしながら、心情的には、特に休を取りたいとはあまり思いません。畑がすごく気になるし、農作業はさほど苦にはなりません。もちろん、身体はとっても疲れます。
毎日夕方にはクタクタで、腰・膝も痛いです。でも、朝起きると、早く畑を見に行きたいな。むしろ寝る前には明日はあの農作業やこの作業をしたいなと思いながら眠りについています。

栽培する品目によっては季節の影響は大きい

私はまだ農業を始めて、間もないので分かっていませんが、周りの農家を見渡すと一年中忙しくて休みがないというわけでもなさそうです。

農業は作る品目にもよるのですが、季節性があります。私は多品目の野菜栽培をしており、これから夏に向けてはどんどん忙しくなり、休みが全くない月もあるかもしれません。逆に冬場は収穫する作物も少なく、時間に余裕があるようです。

そんな時にまとめて休みを採ることも出来るのではないかと目論んでいます。
農閑期に旅行に行くことも出来そうな気がする、というより計画的に農閑期にはまとまって休みを取れるような経営を目指したいなと思っています。 

2022年12月追記

就農して6年が経ちました。
現状の休日取得の状況について追記してみます。

子供も成長し、保育園に通っておりますので、丸一日休みを取るということはほぼありません。毎週、日曜の午後は半日休みにして、家族で出かける習慣にしています。
12月は農閑期でやるべき作業が少ないので、まとめて休みを取って旅行には行けるかなという状況です。
よほどの農繁期でない限り(私の場合は、お米の「田植え」と「収穫」のそれぞれ1か月間を除けば)、1泊くらいの予定であれば、フレキシブルに調整できるかなという感じです。

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