ベビーリーフを直売所に出荷しました
今冬の試みとして、直売所にベビーリーフを出荷してみました。
というのも、冬の直売所は大根、白菜などみんなが作る野菜は価格破壊が起こりがちです。ですから、競合しない商品としてベビーリーフがよいのでは?との考えによるものです。
今季に試作してみて、売れ行きなどを見て今後継続していくか考えるつもりです。
さて、ベビーリーフ売り始めたところ、一つ大きな課題がありました。
袋詰めの問題です。
一般的に、直売所に出荷する野菜の包装に使うOPP防曇袋に50グラム程度詰めて、バッグシーラーで口を閉じていました。こちらは以下の良くない点がありました。
- 袋がペチャンコで見た目がいまいち良くない
- 2,3日すると野菜の水分が抜けて、品質が落ちる
特に2つ目は品質にかかわるので、速やかに解決すべきと感じました。
出荷したベビーリーフは、出荷当日に売り切れないので、残ったものは翌日も販売するのですが、出荷日2日目に品質が落ちるのは非常に困ります。
ベビーリーフの包装
そこでベビーリーフの包装について調べてみたところ、パットラスという商品を見つけました。
以下、パットラスの特徴を引用します
パットラスの特徴・野菜など生鮮食品の鮮度を保ち、通常よりも長持ちします。・ワンアクションの簡単開封。開けると包装容器がそのままお皿として使用できます。・外圧に対して強い4面体のトラス構造で、内容物が潰れにくくなります。
ということで、私の課題を解決しそうな袋です。価格が一枚当たり10円程度するので、一般的な防曇袋(1~2円くらい?)より高価ですが、試しに使ってみることにしました。
結論から言うと、いい買い物でした。
一番有難い点は、鮮度保持です。比較的涼しい季節に使用したこともあるでしょうが、直売所の売り場に2~3日おいていても萎れはほとんど見えません。家の保冷庫に入れていたものは10日くらいは綺麗なまま保存できていました。
ちなみに私はモノタロウで購入しました。
シーラーも購入
さらに、利用するにあたって一つ検討すべき課題がありました。パットラスの口を閉じるためにフィルムを熱で溶着するタイプのシーラーが必要とのことでした。
今まで野菜の梱包にはテープのバッグシーラーのみを使っていましたので熱シーラーは持っていません。
そこでシーラーを買おうと、調べたのですが、シーラーは一般的に野菜の出荷に使うOPP(Oriented Polypropyleneの略称)袋には使えない、というものがほとんどでした。パットラスも素材はOPPのようで、どのシーラーが良いのか迷いました。
調べていると、SURE(石崎電機製作所)のシーラー(NL-202J-W)があり、こちらはwebサイトをみると、対応素材のなかにOPP袋がりましたので早速購入しました。
ほかのシーラーでもOPPが大丈夫なものもあるかもしれませんが、検索した限りでは確証が持てなかったのでNL-202J-Wを購入しました。
最初のうちは慣れなくて、一個に30秒ぐらいかかっていましたが、慣れれば数秒で封ができます。
タイマーで熱する時間を設定できます。
熱する時間が長いと、袋が解けて切れてしまいました、一秒程度で十分のようです。見た目はだいぶ良くなったのでたくさん売れてくれると嬉しいです。
せっかく機材を買ったので、来期もベビーリーフを販売できるように売れてくれると有り難いです。
よろしければ、Facebookページ(京都長尾ファーム)への「いいね!」やTwitterのフォローをお願います。