欲しかったビニールハウス

就農した当初からパイプハウスは欲しいと思っていました。ハウスがないと、気温が下がる冬は野菜の生育が遅く、収穫できる種類が減って、困っていました。とはいうものの、建設に適当な農地がなかなか決まりませんでした。
就農2年経ったころ、タイミングよく中古のアーチパイプが手に入ったり、建設地が決まったりしたましたので、ハウスを建設(自作)することにしました。大部分の部材は中古で手に入ったので、足りない部材・工具を追加購入しましたが、結果、コストも抑えることができました。ちなみにハウスを新品で建てる場合、2割ぐらいは施工費がかかります。自作するとこの施工費が大きく減らせるのは有難いことです。
建てる前は、自分(ほぼ一人)でできるか不安でした。しかし、何とかなりましたので、ご自分でパイプハウスを建てる方の参考になれば幸いです。

建てたハウスの概要

  • 2棟の単棟パイプハウスを自作(1棟は葉物野菜の栽培に利用、もう1棟は遮光POを使用して倉庫として利用)
  • アーチパイプ径25㎜(根元はさびていたので40㎝ほど切断して利用)
  • 間口6m
  • 全長18m
  • アーチパイプ、直管、ビニペットは中古
  • カチックスなど足りない部品やPOは都度購入(日本農業システムやホームセンターで購入)


準備


① マニュアルを読み全体をイメージ
農林水産省のサイトに大変分かりやすい自作のためのマニュアルがありました。下のリンクの2.早期復旧に向けたヒントに全農が作成した自力施工マニュアルがあります。こちらは初心者でもわかるように丁寧に書かれているマニュアルです。



② 施工業者のハウス建設のお手伝い
ハウスを自作するのに先立って、たまたま、近所の集落営農組織(私も一員です)がパイプハウスを建設していました。その際に、お手伝いに参加し、一緒に作業しました。そこで、建て方のポイントや使っている道具を覚えました。これは非常に役立った体験でした。「習うより慣れろ」ってやつです。

よく使う道具の例


上記のマニュアルにも書かれていますが、私がよく使い&役立った道具を書いておきます。

カナテコバール
アーチパイプの挿し穴を開けるのに必要です。当方の農地は礫(石)が多いので、アーチパイプが簡単には挿さらないです。ですので、事前にカナテコバールで挿穴を開ける必要がありました。業者の方は礫が多い農地だとアースオーガを使うより、結局はカナテコバールのほうが確実だとおっしゃってました。ちなみに、このカナテコバールで穴を開ける作業がパイプハウスを自作するのに最も重労働と感じました(礫が多いせい)。


切断機(高速カッター
パイプやビニペットを切断するのによく使います。電源が近くにあったので延長コードを伸ばして使用しましたが、電源がない場合、充電式の方が良いと思います。



パイプカッター
手動のパイプカッターです。切断機を使うのが面倒な時、手元に一つあると便利です。


実際











最後に自作した感想をまとめておきます。
・ほぼ一人で自作しましたが、2人以上の作業の方がはかどります。
・正確には計測していませんが、1棟作るのに1日2~3時間の作業で30日程度かかった気がします。慣れた今ならもう少し早くできると思います。
・建設に時間がかかるので、農業の経営が軌道に乗っていたら施工業者にお願いした方がいいかも。
・建設に慣れたので、今後の修繕も自力でできそう。