2018年11月に毒物劇物取扱者試験を受験しました。

受験した理由についてですが、野菜を作る上で農薬を使う必要がある場面があります。もちろん、むやみに使わないように心がけていますが、特に生育初期の虫害などを防ぐためには使わざるを得ないことがあります。安全・安心な野菜を作るために、農薬を全く使わないという考えは当然あると思います。
しかしながら、違うアプローチもある気がします。農薬などの技術を取り入れつつ、その技術や使い方についてよく勉強し、深く理解することも一つの方法ではないかと思っています。農薬であれば、その成分や作用機構について、全く理解せずに利用するのとよく理解して利用するのでは違いが生じると考えます。
そこで、今回は農薬についての正確な知識と身に付けたいと思い、試験を受けることにしました。これまでサラリーマン時代にも複数の資格試験を受験した経験から、資格試験は体系的にその分野を勉強するにもってこいの手段だと思っています。

毒物劇物取扱者試験について


毒物及び劇物取締法(昭和25年法律第303号)の定めに基づき、毒物や劇物の製造・販売などを行う事業所でそれらによる保健衛生上の危害の防止に当たる者(毒物劇物取扱責任者)になる資格を得るための試験です。

試験区分には
  • 一般
  • 農業用品目
  • 特定品目
の3つの区分があります。
私は農薬についての知識を深めたいという目的で受験しましたので、”農業用品目”を選択しましたが、資格を生かした仕事をしたいという方は、全ての製造所、営業所又は店舗で使える”一般”で受験することをお勧めします。もちろん、この資格は農業を営むために必要な資格ではありません。
ちなみに、この試験の参考書はほとんど”一般”での受験向けに書かれていますので、農業用品目の勉強をするのに少し苦労しました。

次に試験の内容についてですが、都道府県によって違うことようですが、私の受験した京都府は
  1. 毒物及び劇物に関する法規
  2. 基礎化学
  3. 毒物及び劇物の性質及び貯蔵その他取扱方法
の3つのパートに分かれています。
1及び2は各区分共通ですが、3のパートがそれぞれ異なります。
試験は4択で、50問中30問以上正解すれば合格です。

勉強方法と受験結果

合格率や過去問などをみると独学で大丈夫そうでした。
参考図書として、Amazonで評価が高かったこちらを購入しました。

この書籍の良かった点は、
  • 各都道府県ごとの過去問がHP上に掲載されている(本書籍内にIDとパスワードが記載されています)
  • 問題とテキストが交互にあり、ポイントを絞った学習ができる
学習した感想ですが、”毒物及び劇物に関する法規”と”基礎化学”は出題傾向が決まっており、点数を落とさないことが大切です。”毒物及び劇物に関する法規”は前知識がなくても、過去問を数度繰り返せば頭に入ると思います。”基礎化学”は高校で化学を学習していれば思い出せば大丈夫ですが、化学をやっていないと勉強に時間がかかるかもしれません。
”毒物及び劇物の性質及び貯蔵その他取扱方法”は結構難しいです。特に農業用品目は今回購入した書籍には問題がありませんでしたし、どこから勉強するか見当もつきませんでした。インターネット等で調べると、農業用品は”毒物及び劇物取締法施行規則の別表第一(第四条の二関係)”からの出題になります。こちらには毒物23種類、劇物67種類が記載されております。数が多い様に思いますが、削除になった毒物・劇物も多くあり、実際はそれほど多くありません。
実際の学習には、この別表第一を印刷し過去問で出たポイントをメモしていきました。
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最後に試験結果ですが、勉強の甲斐あって合格しました。また、合格発表と同時に解答も公開されましたので自己採点を行いました。
  • 毒物及び劇物に関する法規 17/20
  • 基礎化学 14/15
  • 毒物及び劇物の性質及び貯蔵その他取扱方法 8/15
合計 39/50でした。
やはり合格するには、法規・基礎化学でできるだけ得点を積み上げることが大切だと思います。

最後になりますが、これからも、安全・安心の野菜をつくるためにも知識の習得は継続していきます。

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