夏の果菜類(トマト、ナス、キュウリなど)が直売所に増えてきました

直売所(生産者が野菜を持ち寄っての委託販売)に出荷しています。
夏が近づき、果菜類の出荷が増えてきました。
果菜類はどうしても、
生産者が同じタイミングで結構な量を作るから、
直売所では品物がだぶつき気味です。
そして、売れ残ります。
私もキュウリがいつも残ります。
なお、残った野菜は、翌日には出荷しないので自分で食べるか、誰かにあげるかします。
キュウリ・・・そろそろ食べ飽きました

どうにかこの売れ残りを少なくしたいのですが、
何か良いアイデアはないでしょうか?

何も対策をしないと直売所では価格競争に陥る傾向がありますす。
私がメインで出荷している直売所は生産者同士が比較的親しく
それほど激しい価格競争にはならないのですが、
他の直売所では激しい値下げ競争が行われているところもあるようです。
できれは、値下げ競争には参加したくないです。

直売所によっては、
出荷調整(生産者ごとの出荷上限を設定する)などの対策が取られることもあるようですが、
それにより救われる生産者がいる一方で、
その作物をたくさん作っている生産者にはかわいそうな話です。

基本的な考えとしては、
生産者が売れる努力(品質の向上、出荷時期をずらす、売れそうな他作物をつくるなど)をする、
ということが必要なのでしょう。
その結果がお客様の満足度の向上(品質の良いものを長期間安定的に買うことが出来るなど)につながるのではないでしょうか。
一時的には、不利益を被る生産者もいると思いますが、
長い目で見れば、品質の向上や地域の農業技術の発展に役立つのではないでしょうか。
安易に価格競争や出荷調整に陥らないことが大切かと。


そんな疑問を考えつつ、ググったらこんな興味深い論文を見つけました。
農産物直売所における品質管理の実態とその意義
日本農業研究所研究報告 農業研究第27号
2017-06-27_2233_直売所論文


内容を一言でいうと
直売所での売り上げ増には「品質」が重要であり、
品質向上には運営側の関与も時には必要である。
というところでしょうか。
こうやって、直売所をテーマにした論文があるんですね。


将来的には販売先の確立を

以上は、直売所に出荷することを前提に書いていましたが、
農業経営としては直売所を出荷先の一つとして捉え、
経営全体を最適化する必要性をひしひしと感じています。

直売所で売るためには、上記の論文の通り品質向上に注力することが必要ですが
直売所でなければ、お客様から求められるニーズもまた違うのでしょうね。
例えば、お客様によっては農薬を使っていない野菜や農家とのコミュニケーションなどを求められているかもしれません。
今は出荷量が限られていますので、
生産基盤を確立しつつ徐々に販売先を拡充したいなと考えながら、
今日も売れないかもしれないキュウリをせっせと収穫します(ちょっと虚しい)。

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